自民党の鈴木幹事長は14日、衆議院の議員定数の削減法案について「成立に向けたスケジュールが見えれば、国会の会期の延長も選択肢の一つだ」と述べた。
今の国会の会期末が17日に迫る中、自民党と日本維新の会が提出した定数削減法案は、いまだ審議に入っていない。
岩手・盛岡市の会合で鈴木氏は、「成立に向けてのスケジュールというものが見えたならば、その成立までの間、会期を延長するということも、選択肢の一つである」と述べ、野党側をけん制した。
また、「与党の政策合意を一つ一つ実現できるよう誠実に努力を重ね、両党の信頼関係をさらに強めたい」と述べた。
一方、高市内閣の高い支持率にも触れ、「小泉純一郎内閣と共通点がある。新しい政治を始めるのではないか、新しい政策を打ち出すのではないかという期待感があると思う」との見方を示した。
その上で、「国民の期待を裏切ることがないよう自民党として高市内閣を支えたい」と強調した。