文化芸術の振興を目的に地域に新たな活力を生み出そうと今後の地域とアートプロジェクトについて考えるシンポジウムが14日、福井市内で開かれました。
 シンポジウムで議論されたテーマは「福井のアーツカウンシル」です。最初に県文化振興事業団の担当者がアーツカウンシルの役割についてアーティストと地域、行政をつなぎ地域の文化芸術活動を支える上で欠かせないことを説明。具体的な事例として坂井市三国町の空き家を活用して県内外のアーティストの作品を展示する取り組みが地域に受け入れられ関係人口の増加につながっていることが紹介されました。
 また、専門家らによるパネルディスカッションでは東京や沖縄のアーツカウンシルの先行事例を交えながら今後の持続的な文化芸術活動のあり方が議論されました。
 県では3年前からアートプロジェクト支援事業として文化芸術活動に助成金を交付する取り組みを続けています。今年4月には「ふくい文化創造センター」が開設され金銭的な支援に加えプロジェクトへの助言などを行うアーツカウンシル部門が設置されました。

福井テレビ
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