12月11日午後、札幌市東区の丘珠空港から秋田空港に向かっていた飛行機が函館空港に”緊急着陸”したトラブルで、運航する北海道エアシステム(HAC)は12日、エンジン内部の内視鏡検査や試運転を行うため、13~14日の8便を欠航すると発表しました。

 このトラブルは、11日午後0時30分すぎに丘珠空港を出たHACのプロペラ機JL2823便が、離陸から2分後に右エンジンが止まり、函館空港に”緊急着陸”したものです。乗客乗員26人にケガなどはありませんでした。

 原因調査などの影響で、12日は6便が欠航し、約190人に影響が出ました。

 HACによりますと、これまでの調査でエンジン外部に損傷はありませんでした。大雪が原因の可能性もあるとして、12日はエンジン内部を調べるための内視鏡検査を実施しているということです。

 このため、13日は丘珠~函館間の2便が、14日は丘珠~函館、中標津、釧路間の6便の計8便の欠航が決定。影響人数は約180人です。

 原因が判明するまでは運航は難しく、再開時期のめどは立っていません。

 HACは「運航再開の可否につきましては、試運転結果など総合的に勘案して判断することとしており、確定次第あらためてご報告いたします。お客様ならびに関係者の皆さまにご心配・ご迷惑をおかけしておりますこと心よりお詫び申し上げます」とコメントしています。

北海道文化放送
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