県の無形民俗文化財にも指定されている「三次の鵜飼」。
その鵜飼で活躍する鳥「ウミウ」に新たな仲間が加わりました。
箱の中からバサバサと翼を広げ出てきたのは、長いくちばしが特徴的な「ウミウ」です。
三次市では「ウミウ」などを使って漁を行う「鵜飼」が盛んで、その歴史は450年にわたります。
三次鵜飼伝統文化振興会によりますと、例年、一部の鳥が老衰や病気などで漁に適さなくなることから、今年は3羽の「ウミウ」が新たに仲間入り。
「ウミウ」の供給事業を行っている茨城県日立市で捕獲された鳥で、今後、鵜匠による本格的な調教が始まります。
【角濱 義郎 鵜匠】
「例年より小ぶりな子が多く性格もかなりおとなしかったので、素直な子に育ってくれると思う」
鵜飼デビューは3年後を予定しているということです。