１２月１１日未明、岡山市南区の国道で、工事のために車を誘導していた男性が、大型トラックにはねられ死亡しました。大型トラックは工事用のトラックにも衝突し２人がケガをしました。
（中西源太記者）
「事故を起こした大型トラックです。このトラックは工事現場の誘導員を１人はねたあと、このトラックに後ろから衝突しました。窓ガラスは割れ、荷台は大破してます」
１１日午前４時過ぎ、岡山市南区大福の国道２号で、路上に立って車を誘導していた岡山市中区国府市場のアルバイト、西坂晃一さん（４６）が走ってきた大型トラックにはねられました。さらに大型トラックは近くに止めていた工事用のトラックにも衝突しました。
西坂さんは病院に運ばれましたが、体を強く打っていて約１時間後に死亡。工事用のトラックに乗っていた広島県福山市の４８歳の男性と岡山市の３３歳の男性も軽いケガをして病院に運ばれました。
警察は、前をよく見ていなかったとして大型トラックを運転していた福岡県久留米市の藤木和博容疑者（５２）を現行犯逮捕し、過失運転致死傷の疑いで調べています。
現場は、高架となった片側２車線の直線道路で、当時、工事に伴う規制を解除するため、路上に置いていたコーンをトラックに乗せて回収する作業を行っていたということです。
