クマ被害対策について話し合う富山県のツキノワグマ対策会議が開かれ、来年の春にクマの個体数を管理するための捕獲を初めて実施することになりました。

相次ぐクマ出没への対策として、国は先月の閣僚会議で「クマの捕獲の強化」と「増えすぎたクマの個体数の削減と管理の徹底」を実現する方針を掲げています。

これを受け、県は来年春にクマの捕獲強化に取り組むこととし、県内に生息するクマの数の把握など個体数の管理を徹底することにしました。
また市町村や猟友会とも連携して、ハンターの確保や養成にも力を入れていくとしています。
県によりますと、今年県内でのクマの出没件数は1033件、捕獲されたクマの数は今月4日までに342頭で去年の3倍以上にのぼり、ともに過去10年で最も多くなっています。
(富山テレビ放送)
