富山県砺波市にある老朽化した発電所施設を新しくする工事現場で、足場を組み立てていた男性作業員が水路に流される事故があり、警察などが行方を探しています。

8日午後2時20分ごろ、砺波市福岡の県営庄東第一発電所の工事現場で「作業員が足場から転落して水路に流された」と一緒にいた別の作業員から警察に通報がありました。

関係者によりますと、作業していたのは30代男性で、老朽化した発電所施設を新しくするための工事で、幅が5メートル以上ある水路の中で足場を組み立てていたところ、7キロ上流にある発電所からの放流があり、流されたということです。

現在は上流からの水を止め水位を下げてダイバーも動員し、男性が流された水路を探すなど捜索が続けられていますが、行方は分かっていません。

発電所を管理する県企業局によりますと、発電所から放流があることを現場の作業員に知らされていたかは分からないと話しています。
(富山テレビ放送)
