岩手県盛岡市中心部を流れる中津川周辺では、12月もクマの目撃が相次いでいます。
その出没を抑制しようと、市は12月5日、河川敷のやぶの刈り払いを行いました。
井上智晶アナウンサー
「雪が降り積もった中ですが、市民からの要望に応え、市の職員が緊急でやぶの刈り払いを行っています」
やぶの刈り払いが行われたのは市の中心部を流れる中津川の河川敷で、与の字橋から下の橋までの約700mの範囲です。
5日は、市の職員約10人が草刈り機で作業を行いました。
中津川では2025年10月クマ1頭が出没し、市や警察が対応に追われたほか、周辺では11月28日から12月4日までに6件の目撃情報が寄せられています。
市によりますと、やぶを取り除くことでクマが市街地に近づきにくくなるほか、見通しを良くすることで、クマを見つけやすくなるなどの効果が期待されるということです。
市環境企画課 冨手真一課長
「刈り払うことによって、いくらかでもクマが市の中心部に来ないような対策を取らせていただくので、皆さん安心していただきたい」
作業にあたった市の職員は、刈り残しがないよう丁寧に作業を進めていました。