12月4日、岩手県は二戸保健所管内の教育・保育施設で、ロタウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
園児25人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているという。
県によると、12月3日に二戸保健所管内の教育・保育施設(園児107人・職員25人)から複数の園児に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、11月22日から12月3日にかけて、園児25人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。
糞便検査を実施した結果、症状のある10人からロタウイルスが検出された。
重症者はおらず症状のある人は回復傾向にあるという。
保健所の調査では、施設の食事を原因とする食中毒の可能性は低いと判断し、手洗いや消毒方法などの二次感染対策について指導したという。
県は感染対策として、調理前や食事前には石けんと流水で十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒することなどを呼びかけている。
※二戸保健所管内は二戸市・軽米町・九戸村・一戸町
(岩手めんこいテレビ)