岩手県八幡平市の田んぼで2025年10月、収穫前の稲約1トン分がコンバインを使って何者かに盗まれる被害がありました。警察が窃盗事件として捜査しています。

2025年10月に被害を受けた田んぼには、12月になってもその痕跡が残されていました。

被害に遭った農家 松浦卓さん
「タイヤの跡が、私以外のコンバインが入った跡」

被害に遭った八幡平市堀切の農家・松浦卓さんは、10月8日、刈り取らずに残していた「あきたこまち」の稲が何者かに刈り取られていることに気づきました。

刈り取られたのは17アール分、約1トンで金額にして50万円に相当します。

被害に遭った農家 松浦卓さん
「怒りと気持ち悪さが2カ月近くたつが残っていて、来年も同じようなことが起きたらどうしようとか不安になったりもする」

松浦さんが近所の農家に聞いたところ、10月5日の見回りでは異常はなく、その翌朝に稲がなくなっていたとみられるということです。

犯行は夜間に行われ複数人が関わった可能性もあるとみられ、警察が窃盗事件として捜査しています。

松浦さんは「新しくトラクターも買ったばかりで、(50万円あれば)その支払いに回したり、機械を新しく買いたかったとかあるので、許せないと思う」と話します。

JA新いわて八幡平営農経済センターによりますと「収穫前の稲がコンバインで盗まれるのは初めてのケースで、許されるものではない」と警戒を強めています。

岩手めんこいテレビ
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