北海道江別市の公園で会社員の男性が男らに殴られて大けがをし、現金数万円を奪われたとされる強盗致傷事件で、防犯カメラなどの捜査から、現金は奪われていなかった事がわかりました。

 この事件は、12月1日午前2時ごろ、江別市西野幌の公園駐車場で、札幌市厚別区に住む28歳の会社員の男性が2人組の男に顔を殴られるなどの暴行を受けたもので、事件後、男性は「現金数万円を奪われた」と被害を訴えていました。

 しかし、警察が防犯カメラやドライブレコーダーを調べたところ、男性の証言と矛盾する客観的事実を発見。警察が男性に質問するなかで、現金に関する被害の申告が間違いだったことを認めたということです。


 男性は一時気を失うなどしたほか、外傷性くも膜下出血などの重傷を負っていて、襲われた事実は間違いないとみられています。

 男らは現場から逃走していて、一人は30代から40代ぐらいの黒のオールバック、もう一人は10代から20代ぐらいの黒の短髪で、いずれも身長175センチほどのやせ形でした。

 警察は容疑を強盗致傷から傷害に切り替えて、2人組の行方を追っています。

 また男性はSNSで知り合った女性と会っていたところ男らに襲われていることから、何らかのトラブルがあったとみて、詳しい経緯を調べています。

北海道文化放送
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