2025年9月、鹿児島県南さつま市の国道沿いに座り込み、動けなくなっていた70代の男性の安全確保に貢献したとして、3人の中学生に3日、警察から感謝状が贈られました。
感謝状を贈られたのは、南さつま市立金峰学園の中学1年生にあたる7年生、川畑陽菜さん、蒲池歩利さん、大野結音さんの3人です。
9月23日の午後4時ごろ、国道の脇にある階段に座り込んでいる70代の男性を見つけた3人は、男性の腕に医療用のリストバンドが付いていることに気づき、命に関わる可能性があると判断。
近くの駐在所に駆け込んで男性のことをしらせ、安全確保に大きく貢献しました。
男性は南さつま市在住で入院中の病院を一時退院し買い物に出かけていましたが、自宅に帰る途中に体調を崩してその場から動けなくなっていたということです。
命に別条はありませんでした。
南さつま市立金峰学園7年生・川畑陽菜さん
「人助けをすることは良いと思っていたので、表彰されるのはうれしかった。助けを求めている人がいたら助けたい」
南さつま警察署の谷迫宏署長は「人を思う心からの声かけや通報が安全の確保につながった。家庭や学校での教育、そして地域の方々との交流などから育まれたものと感謝している」と、コメントを寄せています。