11月18日に住宅街で発生し、180を超える建物が焼けた大分県大分市佐賀関の大規模火災。
3日午前7時時点で、59世帯80人が避難所に身を寄せている。
こうしたなか、被災した人たちを支援しようと、いま様々な企業が避難所で活動を行っている。
大型の洗濯乾燥機に被災者も「本当に助かる」
長引く避難生活をサポートしようと、コインランドリー事業を手掛けるWASHハウスは11月28日から大型の洗濯乾燥機6台を備えた「移動ランドリー車」を設置。
この支援活動は県と2025年10月に結んだ協定に基づいて実施していて利用者たちから
「タダで洗わせてもらえるので非常に助かっている」「焼け出されてしまって(服の)洗い替えがない。極力毎日洗って次の日に着ないといけないから本当に助かる」といった声が聞かれた。

WASHハウス経営企画部の日高和彦さんは「きれいな清潔な衛生面のいい環境で過ごしてもらえたら」と話している。

ファーストリテイリングは冬物1000点を提供
また、衣類の支援も。11月30日、ユニクロを運営するファーストリテイリングでは被災地支援活動に取り組むNPO法人ピースウィンズ・ジャパンと共同で被災者に冬物約1000点を提供したという。

焼きたてのピザやアップルパイの提供も
さらに「食」を支援する企業も。
キッチンカーを出したのは宅配ピザチェーン店「ピザーラ」。
1日は焼きたてのピザのほか、アップルパイも振る舞った。

「店舗と同じように温かい状態で届けたい」
ピザーラ大分中央店の福原拓海さんは「(店舗でも)なるべく温かい状態で届ける、渡すということをしているので、それをそのままできたらと思って来た」と述べた。
企業が日々の営業の中で培ってきた技術やサービスは被災地支援でも役立てられている。

