県が整備を予定している新たな総合体育館について、公募に参加した設計事業者からの1次提案書では、マイアミ通りとの動線確保や独自の専門家起用などの提案があったことが、2日の県議会代表質問で明らかになりました。

県は鹿児島市のドルフィンポート跡地に新たな総合体育館の整備を予定していて、2025年10月から上限約8億6000万円で設計を行う事業者の公募を行っていました。

そして11月、県外の2社と、県内企業が参加している4団体を含む7団体のあわせて9事業者から、コンセプトや業務体制などを示した1次提案書が提出されています。

2日の県議会の代表質問で、この中身の一部が県当局によって明らかにされました。

1次提案書ではにぎわいを創出するためマイアミ通りとの動線を確保するもの、錦江湾や桜島の風景と調和したデザインとするものなどの提案があったということです。

そのほか、こんな提案も。

県観光・文化スポーツ部・桑代毅彦部長
「本港区エリアの良好な景観に配慮するため、屋外空間をデザイン・計画するランドスケープの専門家を技術者として独自に起用するなどの提案があった。この他、県民を対象としたワークショップの開催や県内設計事業者との共同、県産材・県産品の積極的な活用などの提案があった」

今後は、12月16日の1次審査で5事業者程度に絞った上で2026年2月に公開プレゼンテーションを実施し、2月中には最優秀提案者が決まる予定です。

鹿児島テレビ
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