安倍元首相銃撃事件の裁判員裁判で、山上徹也被告は安倍元首相が旧統一教会の関連団体に送ったメッセージについて、「受け入れがたかった」と話しました。
2022年に安倍元首相を手製の銃で撃って殺害した罪などに問われている山上徹也被告(45)の裁判員裁判は2日、3回目の被告人質問が実施されました。
裁判員からの「統一教会のいろいろな動きがあるが、山上さんの目的は達成されましたか」という質問に対し、山上被告は「非常にいろいろな問題が起きますので、お答えできかねます」と述べました。
安倍元首相が旧統一教会の関連団体に送ったメッセージ動画への感想について改めて聞かれると、「私には受け入れがたかった」と説明しました。
また、裁判官から「どのようにして最終的に今回の事件につながったのか」と質問され、「申し訳ないですけど、もう少し考えさせていただければ」と答えました。
山上被告はこの質問について、長く沈黙したあと、絞り出すように答えていました。