インドネシアのスマトラ島を中心とした豪雨被害について、木原官房長官は1日午前の記者会見で、現地で日本人8人がホテルに足止めされているものの全員が健康で安全な状態であり、今日にも安全な都市に避難する予定であることを明らかにした。
木原長官は会見で「インドネシア・スマトラ島を含む地域の大雨被害においては、多くの死傷者が出ていると承知している。犠牲になられた方々に哀悼の意を表すると共にご遺族に謹んでお悔やみを申し上げる。また、被害に遭われた方々の一日も早いご回復と、被災地の早期復旧を心よりお祈りする」と述べた。
その上で被害の現状について、「インドネシア政府の発表によれば今回の豪雨によって、11月30日18時時点で442名の死者、402名の行方不明者、約110万人の被災者が発生していると承知している。邦人についてはアチェ州中部アチェ県で、豪雨により8名の邦人が、現地のホテルに足止めされている。これら邦人とは現地公館からすでに連絡が取れていて、全員が健康で安全な状態であることを確認している」と明かした。
そして「邦人がいるホテルには、電気・水・食料もある。現地当局等と緊密に連携できているので、天候等にもよるが、早ければ今日にも現地当局等がアレンジするフライトで安全な都市に避難する予定との報告を受けている」と述べた。