旧統一教会の名称変更が認められた経緯をめぐり、大学教授が国に情報開示を求めていた裁判で大阪地方裁判所は不開示とした決定の一部が違法だとして取り消しを命じました。
訴状などによると神戸学院大学の上脇教授は2015年に国が、旧統一教会の名称変更を認めた経緯などが分かる行政文書の開示を請求し、関連文書がまとめて不開示となったことなどから開示を求めて提訴していました。
大阪地裁は判決で関連文書をまとめて不開示としたことなど一部の違法性を認め不開示決定の一部の取り消しを命じました。
【神戸学院大学・上脇博之教授】
「なんで(変更を)認める方向に変わったのか。政治的な圧力があったのか。具体的なものが明らかになることを期待しています」
文化庁は「関係省庁とも協議し、適切に対応する」などとしています。