愛知県豊橋市は11月28日、新アリーナ建設に伴う野球場の移設先について、津波被害を心配する声もあった三河湾沿岸の公園とする方針を発表しました。

 豊橋市は前の浅井市長の時代に新アリーナを旧豊橋球場跡地に整備し、野球場は豊橋総合スポーツ公園に移設する計画を取りまとめていました。

 長坂市長は市議時代、公園が津波避難が間に合わない特定避難困難地域に含まれるなどとして球場移設に反対していましたが、市は28日、当初の計画通りに移設を進める方針を発表しました。

 防災の専門家から意見を聞き、避難経路が確保されていることなどから問題ないと判断したということです。

 一方、市議会の一部会派と市民団体は市民の不安や反対の声が多いとして方針の撤回を申し入れました。

東海テレビ
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