傘を前に倒して必死に風に耐えながら歩く人。
28日朝の北海道・釧路市では、傘がひっくり返るほど強い風が吹き、通勤・通学の時間帯は横殴りの雨となりました。
2つの低気圧が北海道付近を通過したことで荒れた天気となり、釧路市では最大瞬間風速23.6メートルの強風が吹きました。
北海道の一部で暴風警報が出されています。
新潟・佐渡市でも、強風の影響で日本海は大荒れ。
波が防波堤に打ち付け、巨大なしぶきが上がります。
28日は日本海側で発雷確率が高く、天気の急変が相次ぎました。
石川・白山市では、黒い雲から延びる竜巻状に渦を巻く一本の筋をカメラが捉えました。
また、新潟・三条市でアスファルトを打ち付けていたのは、氷の粒「あられ」です。
山形・鶴岡市ではひょうが降りました。
映像では、勢いよく降るひょうが白く積もる様子も。
手のひらに載せた氷の粒を撮影した人によると、大きいもので1.5cmほどだったということです。
一方で、28日に列島で注意が呼びかけられたのが、黄砂の飛来です。
島根・松江市では、黒い車に黄砂が付着していました。
東京スカイツリーから見た28日朝の都心の空は、黄砂の影響でしょうか、濁っているような視界でした。
28日は絶好の洗濯日和ですが、午前11時ごろの東京・江東区の団地では、洗濯物を干す家庭がほとんどありませんでした。
公園で子供たちを遊ばせていたお母さんたちも、「(洗濯物は)外には干してないです基本。黄砂もくるし、なんかちょっと嫌だなと思って」「(Q.マスクはなぜしている)いろいろ対策。黄砂もあるし、インフルエンザとかも怖いので」と話すなど、黄砂を気にしていました。
29日の都心は気温が急降下し、28日よりも最高気温が5度下がる予想です。
また、30日から再び黄砂が飛来する恐れがあり注意が必要です。