岩手県盛岡市は11月27日、東京のIT関連企業と連携し、岩手大学の支援に特化したふるさと納税を導入すると発表しました。大学の人材育成や施設の整備を後押しします。
27日は、内舘茂市長と岩手大学の小川智学長らが合同で会見を開きました。
新たなふるさと納税は岩手大学の支援に特化したもので、東京のIT関連企業「SCSK」のシステムを活用します。
県内の自治体で教育機関の支援に特化したふるさと納税を導入するのは、今回が初めてです。
寄付は1000円から行うことが可能で、人材育成や施設の整備など、岩手大学が実施するプロジェクトの中から応援するものを選ぶことができます。
また返礼品がないため、寄付の約7割が大学の支援に使われます。
盛岡市 内舘茂市長
「寄付による新たな共創プロジェクトの創出が促進されるとともに、産学官連携をこれまで以上に強固にすることができる」
岩手大学 小川智学長
「(学生たちが)盛岡市をはじめ地域社会の構成員になった際に活躍できるよう、頂いた寄付を有効に活用していく」
寄付の受け付けは、ホームページなどを通じて12月17日から始まります。