物価高が続く中、2025年の食品の値上げ品目数が2年ぶりに2万を超えることが分かりました。
全国の先行指標とされる11月の東京23区の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除いた総合が2.8%上昇し、前の月と同じ水準となりました。
クリスマスを前に鶏肉が12.3%、ケーキが7.0%上昇したほか、チョコレートが32.5%、バターや卵も10%を超えるなど、品目によっては高い水準が続いています。
こうした中、帝国データバンクによりますと、2025年1年間の食品の値上げ品目数は2万609となり、2024年を6割上回りました。
2万品目を超えるのは2年ぶりです。
2026年春にかけて断続的な値上げラッシュは収束するものの、円安の長期化などで価格引き上げが再び広がる可能性があるとしていて、今後の物価高の行方が注視されます。