千葉・木更津市にある民泊。
内装がおしゃれで、広々とした空間が広がっています。

最新の設備がそろっていたり、引き出しの中にはお菓子が用意されていたりと充実した民泊ですが、こちらは普段、違うことに使われています。

この民泊の普段の姿は、モデルハウスです。

モデルハウスを民泊として活用するのは、クレバリーホームのセカンドブランド「VARY'S」。
その狙いは国内・国外からの宿泊者数の増加で、宿泊施設が足りないという状況の改善に貢献しつつ、見学者がいない日に少しでもモデルハウスで収益を上げるということ。

クレバリーホーム・菊間文弥常務取締役:
泊まってみて「こんな家に住みたいね」とか、「この家ほしいね」と思っていただける、そういった波及効果。その辺も期待はかなりしている。

人生で一番高い買い物とも言われるマイホームですが、その決断は早まっているようで、2024年の29歳以下の持ち家率は39.7%。

こうした中、VARY'Sは2024年、ブランドをリニューアル。
自分らしい暮らしにこだわるZ世代に向け新たに始めたのは、専属のインテリアコーディネーターが付き、部屋に置く家具を決めることができるというもの。

新居購入と同時に理想の生活がスタートできるだけではなく、インテリアの代金も住宅ローンに組み込めるメリットがあります。

さらに、モデルハウスを無人にし、家族だけで見学できるように。

上中勇樹キャスターが「セルフ見学会」を体験してみました。

中に入ると「まずはアレクサに『ただいま』と話しかけてみてください」という表示が。

上中勇樹キャスター:
アレクサただいま。

アレクサ:
ようこそVARY'Sのモデルハウスへ。このモデルハウスはスタッフのいないセルフ見学型の無人モデルハウスです。まずはリビングのソファにおかけいただき、動画をごらんください。

説明動画を見た後は自由に見学できます。

詳細な説明が必要な部分は、スマホで見られる動画や手書きのPOPで補います。

モデルハウス見学のハードルを下げるための「セルフ見学会」。
これを一歩進めたのが、民泊への活用です。

クレバリーホーム・菊間文弥常務取締役:
モデルハウスをただ見学するだけではなく、実際にお泊まりいただくことで、より住宅に対するイメージが深まり、失敗しない家作りができる。

民泊としての利用は12月から開始予定で、1棟1泊4万円台、VARY'Sの購入検討者は無料で宿泊できるということです。