滋賀県は、琵琶湖の底にある遺跡から、1万年以上前に作られたほぼ完全な形の土器を発見したと発表しました。
土器は長浜市の琵琶湖の沖合にある葛籠尾崎(つづらおざき)湖底遺跡で見つかりました。
水深およそ64メートル付近の湖底で、無人探査機による調査で発見されたということです。
土器は、1万500年前から1万1000年前の縄文時代初期のものと推定され、底の部分が尖って砲弾のような形をしていて、ほぼ完全な形で見つかりました。
この遺跡では、これまでに1万年前のものとみられる土器などが見つかっていましたが、今回見つかった土器は最古とみられるということです。
県は、引き続き、国などとも連携して調査を進めていきたいとしています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年11月25日放送)