愛媛県今治市で今年3月に発生した大規模な山林火災の復興・復旧計画の報告書が取りまとめられ、25日に市へ提出されました。出火原因は「特定することができなかった」としています。
この山林火災は今治市長沢で今年3月に発生し、愛媛県内で平成以降として最大規の約480ヘクタールが燃えました。
この火災を受けて、市は今年5月から国の職員や専門家らをメンバーにする検討会を開いて復旧・復興計画を話し合い、25日にまとまった報告書を市に提出しました。
報告書では「二次災害の防止」や「林野火災に強い」森をつくるため、5つの基本方針が示されました。
具体的には砂防ダムなどを整備し土砂災害を防止することや、燃えにくいとされるヤマモモなどの植樹、尾根沿いに防火帯を設置することなどが盛り込まれています。
徳永繁樹市長:
「林野火災の教訓を生かし、2度と大規模火災を発生させないことを肝に銘じて対策に取り組む」
出火原因は、「たき火やタバコ、放火などで調査を進めたが特定することができなかった」と結論付けています。
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