岩手県矢巾町の岩手医科大学附属病院は地域の効率的な医療提供体制の構築に取り組むため、盛岡市の2つの病院と連携協定を結びました。
岩手医大附属病院は11月14日、盛岡市立病院と盛岡赤十字病院との間で連携協定を結びました。
少子高齢化に伴い医療需要が多様化・高度化するなか、県では地域で効率的な医療提供体制を構築していくことが重要とする構想を示しています。
この協定はそれを踏まえたもので、3つの病院では互いに患者を紹介したり受け入れたりすることで、多くの患者に必要な医療を提供するとしています。
具体的には高度な医療が必要な場合は岩手医大で治療を行う一方、病状が安定した後は早期に他の2つの病院に転院を促し、医療資源の有効活用を図るということです。
また2026年4月に岩手医大の内丸メディカルセンターの機能の大半が矢巾の病院に統合されるのに伴い、希望に応じて外来患者を2つの病院に紹介するとしています。