2024年1年間の岩手県内分の政治資金収支報告書が公表され、収入・支出ともに2023年を下回りました。
「政治とカネ」の問題を巡り政治資金パーティーの開催が減少したことなどが要因とみられています。
県選挙管理委員会は提出があった755の団体の2024年1年間の政治資金収支報告書を公表しました。
それによりますと、収入総額は13億5600万円余り、支出総額は8億8200万円余りで、それぞれ前の年から3億円以上減少しました。
国政選挙が行われた年としては1983年以降、収支ともに最も低くなりました。
収支ともに減ったのは2024年の衆院選と参院補選で「政治とカネ」の問題が争点となり政治資金パーティーの開催が減少したことなどが要因とみられています。
一方、資金管理団体などのうち収入が最も多かったのは県薬剤師連盟で3695万円、次いで県医師連盟でした。
また国会議員の資金管理団体では階猛氏の「階誠会」が1714万円で最多となりました。
報告書は県選管のホームページなどに掲載されています。