秋田県の12月議会が25日に開会し、一般会計の総額で35億8100万円余りの補正予算案が提出されました。クマの駆除にあたる猟友会を支援するために奨励金を支給する事業などが盛り込まれています。
25日に開会した12月県議会には、一般会計の総額で35億8100万円余りの補正予算案が提出されました。
クマの駆除にあたる猟友会の負担が大きくなっているとして、駆除1頭あたり7000円の奨励金を支給する事業などに2465万円が盛り込まれています。
県によりますと、2025年度のクマの目撃件数は11月16日時点で1万2456件で、特に市街地での出没が目立っています。また、クマによる人身被害は66人に上っています。
鈴木知事は政府が取りまとめた被害対策パッケージをふまえ、取り組みを強化する考えを示しました。
鈴木知事:
「クマの生態等に関する知見の集積を図るほか、監視・捕獲の強化に資する技術の調査・実証等を進めることで、クマ対策のパイオニアとして全国をリードしながら県民の安全・安心を確実に取り戻してまいります」
12月県議会は12月19日まで開かれます。