秋田市の大森山動物園は、飼育するツキノワグマが一時展示場から逃げ出したことを受け営業を見合わせています。原因はスタッフの「鍵のかけ忘れ」だったことが分かり、26日に営業が再開されることになりました。

大森山動物園内で21日、クマ1頭が目撃され捕獲されました。目撃されたのは展示場から逃げ出したツキノワグマで、園は原因究明のため営業を見合わせています。

25日の定例記者会見で秋田市の沼谷市長は「一時的であるとはいえ、動物園側が管理を失し飼育するクマを脱走させてしまったことで不安な思いをさせてしまい、市民におわび申し上げたい」と一連の騒動について陳謝しました。

その上で「搬入口の鍵のかけ忘れが原因だった」と話しました。園は再発防止策を確認し、26日に営業を再開します。

また秋田市は、クマの駆除に必要な免許を持つ「公務員ハンター」を12月から募集し、2026年春の導入を目指すということです。

沼谷市長は「予防的な対応など、春以降は通年で業務がある。クマだけではなくイノシシによる被害も多発しているので、業務は大変多いのではないか」との見通しを示しました。

なお、市は大森山動物園の入園料を値上げする条例の改正案を、次の市議会に提出する予定です。

秋田テレビ
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