大分県大分市の佐賀関で起きた大規模な火災では住民が避難生活を続けています。そうした中、ちょうど1年前の11月24日は臼杵市の商店街で17棟が焼ける火事がありました。24日、臼杵市内では復興に向けたフォーラムが開かれました。
◆TOS佐野格記者
「臼杵市中心部の商店街八町大路。火災から1年が経ちましたが、焼け跡の多くは今も更地のままとなっていて火災の大きさを物語っている」
2024年の11月24日、臼杵市中心部の中央通り商店街通称「八町大路」の一角で起きた火災では、店や住宅などあわせて17棟が焼ける甚大な被害が出ました。
あれから1年。焼けた場所は今も更地のままとなっていて火事の爪痕は色濃く残っています。
こうした中、臼杵市では24日復興に向けたフォーラムが開かれました。
この中では八町大路火災復興連携会議の藤原紳一郎会長が佐賀関の火災について心境を言葉にしました。
◆八町大路火災復興連携会議藤原紳一郎会長
「このような被害は二度と起こらないようにと願って、ちょうど臼杵も1年経とうとする時期に臼杵以上の大火災があり、心を痛めたし佐賀関で被災された方々にはお見舞いを申し上げる」
また24日は2度に渡る火事で被害にあった福岡県北九州市旦過市場の関係者が講演。
行政や企業、大学と連携して様々なイベントを行い、復興が進んでいることをアピールしていることや土地の区画整理事業も進み街が生まれ変わりつつあることなどを報告していました。
商店街の住民は「火災で被災すると人間の無力さをとても感じる。佐賀関の大規模火災で被災した人たちもつらいと思うが体調には気を付けてほしい」と話していました。