大分市佐賀関の大規模火災は24日で発生から7日目ですが依然、鎮火には至っていません。

こうした中、大分市はきょう、今回の火災で被災した住民を対象に初めて説明会を開きました。

◆TOS甲斐菜々子記者
「被災者を対象にした説明会が始まるのを前に、佐賀関市民センターでは多くの人が受け付けを行っています」

避難所となっている佐賀関市民センターで24日午前に行われた説明会には被災者やその家族などおよそ220人が参加。

この中では、市の支援制度や罹災証明書の発行のスケジュールなどについて、説明が行われました。

市によりますと、罹災証明書は住宅が全焼した世帯については25日から発行されます。

市は火災後の航空写真や消防の現場の確認などで全焼した住宅を事前に確認しているため、即日発行できるということです。

また、全焼以外の世帯については火災が鎮火して以降、順次受け付ける予定です。

このほか、市が被災者向けに確保した公営住宅や民間の賃貸住宅などおよそ130室の入居期間などについても説明が行われました。

◆被災した人
「(佐賀関を)出たくない、皆言っている。よそには行きたくない。関がいい」

「仮設住宅は作らないだろうからどうするか」

「このあとがれきの撤去、本当に個人負担になるか、どうなるか分からないのでその辺の不安がある」

火災で生じたがれきの処理について市は、対応を決めた後、改めて説明会を行うことにしています。

説明会は24日の午後も開かれ、こちらにはおよそ50人が参加したということです。

テレビ大分
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