ノリの養殖が盛んな宮城県石巻市では、今シーズンの収穫作業が進められています。

石巻市の渡波漁港です。船の上で洗い流されているのは、網にびっしりと付いたノリです。

渡波漁港では、11月上旬から養殖ノリの収穫が行われていて、24日朝は、生産者がホースを使って吸い上げていきました。

収穫したノリは、工場で洗浄や脱水、乾燥などの工程を経て板ノリに加工されます。

生産者によりますと、今シーズンは11月に入り海水温が下がり始めたことから、例年通り、黒々とした香りの良いノリに仕上がったということです。

生産者 阿部正幸さん
「また今年もおいしいノリを届けられるように頑張りたいと思います」

この工場では、1日およそ4万枚、年間でおよそ500万枚の板ノリを生産しています。

県内では、11月27日に塩釜市でノリの初入札会が開かれ、収穫は来年4月末まで続くということです。

仙台放送
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