春の高校バレー。全国大会への出場権をかけた富山県予選の決勝が22日行われ、男女の代表校が決まりました。

女子決勝は3年連続のオレンジコートを目指す富山第一と21年ぶりの全国を狙う高岡龍谷が対戦。

第1セット序盤から富山第一がリードを握る中、紫のユニフォーム高岡龍谷はエースでキャプテンの角田にボールを集め女王・富山第一に食らいつきます。

*実況
「エース角田!角田角田できます」

さらに、高岡龍谷は高いブロックで富山第一の攻撃のリズムを崩します。

しかし、その突破口を開いたのが富山第一の2年生でした。

2年生ミドルブロッカー時津の素早い移動攻撃=「ブロード」が高岡龍谷のブロックを翻弄します。

これで勢いに乗った富山第一はセッター池田の多彩なトスワークで伝統の高速コンビバレーを展開。

反撃の隙を与えずストレートで勝利し、3年連続、17回目の全国出場を決めました。

*富山第一 池田小百合主将
「春高の切符を掴むことができ率直に嬉しい。全国大会はベスト8を目標に頑張りたい」

男子決勝は10年連続の対戦カード。

5年ぶりの全国を目指す赤いユニフォームの富山第一はインターハイ全国ベスト16の高岡第一に対し攻撃力の高いアタッカーが立ち向かいます。

一進一退の展開が続く中、その流れを変えたのが高岡第一のブロックでした。

*実況
「エースをシャットアウト。これもブロック荒井のブロックが止まらない。ミドルブロッカーの荒井重蔵1枚で止めています!」

*解説:青山繁さん
「良い手の出し方しますね本当に相手のコートにすりだすように手を出しますからね」

高岡第一は3年生ミドル、荒井重蔵が8本のブロックポイントで何度も富山第一の攻撃をシャットアウト。

これでリズムに乗り、安定したレシーブからコンビがつながった高岡第一。

さらに、Wエースの今井と安藤が要所を締め、5年連続24回目となる春高への切符を手にしました。

Q)勝因は?
「ブロックだと思う富山第一の攻撃を無くし、抜けたボールもレシーブで拾えたので自分たちのやりたいバレーを良くできた」

Q)春高全国への意気込みを
*高岡第一 安藤琉偉主将
「全力で楽しみたいと思う」

女子は富山第一が男子は高岡第一が代表校に決まりました。

両チームとも全国ベスト8以上を目標に掲げています。

春の高校バレー全国大会は来年1月5日から東京体育館で行われます。

富山テレビ
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