長野県飯島町では11月23日、米俵を担いで走る恒例のマラソン大会が開かれました。
完走すれば新米3キロがもらえるとあり、参加者は歯を食いしばりながら走っていました。
思い思いの衣装を着てゼッケンをつけた選手たち。
皆、米俵を担いでいます。
参加者:
「完走するぞ」
号砲とともに米俵を担いだランナーたちが一斉に走り出しました。11月23日、飯島町で開かれた「米俵マラソン」です。
地域のわらで編んだ米俵の重さは3キロ。ランナーたちは、手で持ったり、背負ったりしながら5キロまたは10キロの距離を走ります。
沿道で応援する人:
「ガンバ、ガンバ、エビガンバ」
11月23日は、すっきりと晴れて、絶好のマラソン日和に。コースは起伏に富んでいて、上り坂の部分では、歯を食いしばりながら走る様子も見られました。
完走したランナーたちには、景品として新米3キロが渡されました。
新米3キロを受け取ったランナー:
「ありがとうございます。やったよー」
また、新米のおにぎりと豚汁も振る舞われ、完走のごほうびを味わっていました。
東京から(5キロ完走):
「坂があってとてもきついコースなんですけど、沿道の方が温かく応援してくださるので、楽しんで走りました。おいしいお米もいただけて、それも楽しみで、おうちに帰って堪能したい」
長野市から(10キロ完走):
「沿道の方が温かく応援してくださってとても楽しい大会でした。わらで編む米俵の文化が飯島町で残っていけばいいなと思います」
飯田市から(5キロ完走・83歳):
「ありがたい、おいしいお米をいただいて。政府もしっかり頑張ってもらってなるべく安くしてもらいたい」