現場に向かう途中、事故を起こしたアトランタ警察のサフィ巡査。
パトカーは炎上し、巡査は車内に取り残されたまま。
絶体絶命の状況に駆けつけたのは、たまたま事故を目撃した近隣住民たちでした。

救助した近隣住民・ベックさん:
誰もこんな状況で苦しむのは見たくなかった。だからすぐに車から飛び降りたんだ。

兄弟のロビンソンさんとベックさん。
危険を顧みず、2人がすぐ行動に移せたのは“母親の教え”がありました。

救助されたサフィ巡査のボディーカメラの映像には、2人が炎上するパトカーから巡査を引きずり出し、様子をうかがっている姿が残っていました。

救助した近隣住民・ロビンソンさん:
なんとか巡査を安心させようと思ったんです。

ただ、現場は依然、危険な状況。

実はこの時、車内に残っていた拳銃が炎で暴発。
再び巡査を安全なところへ移動し、警察無線で救助を要請しました。

すぐに救急隊が駆けつけ、サフィ巡査は無事、病院へ搬送されました。

命を救った近隣住民たち。
“母親の教え”とは何だったのでしょうか。

救助した近隣住民・ベックさん:
母の教えは「自分がされたいように人に接しなさい」です。

現地アトランタ警察は公式SNSで、近隣住民たちを“市民の英雄”とたたえました。