大分市佐賀関の大規模火災は24日で発生から7日目です。
依然、鎮火には至っていませんが、住宅街周辺で複数確認されていた熱源は24日朝の調査では1か所に減っていることがわかりました。
11月18日に大分市佐賀関で発生した火災では住宅などおよそ170棟が焼け、76歳の男性1人が亡くなり、50代の女性1人が軽いけがをしました。
いまだ鎮火には至っておらず、現場では消火活動が続けられています。
こうした状況の中、24日朝、ある調査が―
◆TOS田辺智彦アナウンサー
「火災の発生から7日目を迎えました。きょうもドローンを使って熱源の調査が行われています」
県や大分大学などが行ったのは赤外線カメラが搭載されたドローンを使った調査です。
地面が高温となっている熱源を調べることができます。
大分大学の鶴成悦久教授によりますと、住宅街周辺では温度40度以上の熱源はきのうは山林付近で4か所確認されていましたが、24日朝の調査では1か所に減っていたということです。
◆大分大学 鶴成悦久教授
「一番やはり怖いのは再燃に基づく新たな火災。見落としがないような消火活動というような形で本当にピンポイントで(消火活動が)なされている」
また、火が燃え移った離島では北側に5か所ほどの熱源が確認されたということです。
消火活動は熱源が確認された場所を中心に行われています。