冬のあったかテクニック!

 雪が降り、寒さが厳しくなるこれからの季節。

 家でゆっくり、暖かく過ごしたいですよね?

 でも、すき間風に底冷え…。暖房をつけていても部屋の中が寒くなる!

 そんな時こそ!

 電気不要!部屋の断熱性がアップする、話題の節電アイテムに…ワンコインでできるお手軽防寒テクニックまで。

 今回は、少しの工夫で節約、節電。最新の「室内あったか術」を調査しました。

売れ筋の冬用商品は?

 まずやってきたのは、ジョイフルエーケー屯田店。

 工具や資材、生活雑貨が揃うホームセンターです。

 今の時期、様々な暖房グッズが並んでいます。

 「小型ファンヒーターがよく売れている。光熱費が上がっているので、電気代などを抑えて、効率的に温まりたいニーズが高まっている」(ジョイフルエーケー屯田店 新酒英暁副店長)

 節電志向の高まる、この冬。

 特に人気なのが…。

 「窓の断熱ができるビニールのシート。ベストセラーであり、ロングセラーでもある」(ジョイフルエーケー屯田店 新酒英暁副店長)

 1シーズンに2900点以上売り上げる定番アイテム『断熱シート』。

 窓ガラスに霧吹きで水を吹きかけて、シートを貼りつけるだけのお手軽アイテム。

 貼るだけで外の冷気が中に入るのを防いでくれるんです。

 「冷たい風にあたって冷たくなった窓に暖かい空気があたってしまうと、部屋の中の窓際の気温が下がり、結露が発生してしまう」(ジョイフルエーケー屯田店 新酒英暁副店長)

 断熱シートを使うことで、空気の層ができて外の冷気を遮断。室内の暖かさを持続できるんです。

 実は家の中でも特に温かい空気が逃げてしまうのが「窓」。約50%以上の熱気が逃げてしまうんだとか。

 そのため、これからの季節は窓の防寒対策が重要なんです。


簡単!断熱DIY

 断熱シート以外にも直接窓に貼って防寒対策をするアイテムが多い中、いまSNSなどで話題なのが…。

 「こちらは手作りで内窓を作れる内窓キットです。両面テープで製作することができ、手軽に内窓を作ることができます」(ジョイフルエーケー屯田店 新酒英暁副店長)

 プラスチックのフレームとパネルがセットになった『内窓DIYキット』。

 軽量のプラスチックで出来ているので扱いやすいと人気の商品。

 窓のサイズに合わせてカットをして、付属の両面テープでくっつければ…あっという間に内窓の完成。

 釘も使わないのでDIY初心者でも簡単に作れると人気なんだとか。

 「内窓を使うことで電気代は具体的にどれくらい変わるんですか?」(糸口アナウンサー)

 「約3割くらいの電気代節約になる。北海道の家は二重窓になっていることが多いが、さらに内窓をつくることで、内窓と窓の間が空気の層になり、室内の熱が外に漏れづらくなる」(ジョイフルエーケー屯田店 新酒英暁副店長)

 さらにこんな商品も。

 断熱カーテンライナー!こちら、どんな断熱アイテムかというと…。

 塩化ビニールで出来た布に付属のエス字フックをつけ、カーテンレースもしくは窓の1番内側のレールに取り付けば…

 これで完成!

 窓の冷気を遮ってくれるアイテムなんです!

 「この断熱カーテンライナーを使うことで、部屋の暖かい空気と窓の冷たい空気を直接当てずに断熱することができる。結露も防ぐことができる」(ジョイフルエーケー屯田店 新酒英暁副店長)

 果たしてどれくらい冷気を防いでくれるのか。室温19℃の部屋で実験です!

 まずは通常のカーテンだけの窓辺の温度。窓から冷気が入り、なんと15℃にまで室温が落ちていました。

 続いてカーテンライナーを付けた窓はというと…17.6℃!

 しっかり冷気を防いでくれることがわかりました。

 床までカーテンライナーを垂らすことで重く沈んだ冷気をくいとめ、断熱力をアップしてくれるこちらのアイテム。

 夏は暑い日差しを防いでくれるので、1年中つけたままでもいいそうですよ!

どうやって防寒対策?

 さて、街のみなさんはどんな防寒対策をしているのでしょうか?

 聞き込み調査をしてみると…。

 「冬場の部屋着は普段より暖かいのを着ている」

 「着る毛布を着て寝てます」(いずれも札幌市民)

 着る毛布など、暖かい格好で節電をする人がたくさん。

 厚着をせずとも、首や手首・足首、お腹などポイントをしっかり温めることで
快適に過ごせるんだとか。

 続いて、こちらの女性は…。

 「カーペットの下にシートを敷いている。アルミのやつ。100円ショップで買えるような。底冷えがすごくて。底冷えしないようにラグの下に敷いている」(市民)

 こちらの女性の室内あったかアイテムは、『アルミ保温シート』。

 保温性が高く安く手に入ると、長年使っているんだそうです。

 でも、こんなに薄くて本当に断熱ができるのでしょうか?

 ということで、実験!

 保冷剤を2つ用意。ひとつにはアルミ保温シートを、もうひとつは何もつけず、そのままに。

 それぞれ同じランチョンマットをかぶせて、10分放置!

 その後サーモグラフィーカメラで表面温度を測ってみると…

 何もしていない方は温度が0℃。

 それに対して、アルミ保温シートをかけた方は…10℃前後をキープ!

 その差、約10℃!しっかりと冷気を防いでいるのがわかりました。

 実は金属製のアルミには熱を反射させる作用があるんです。

 さらにシートの中には、発泡ポリエチレンなどの断熱素材が使われているものが多く、より効率的に断熱してくれていたのです。

0円テクニックもご紹介!

 寒くなっていくこれからの季節。

 窓際に近付いていくと、冷気にびっくりすることもありますよね。

 そんな時に使える、0円で出来るカーテンの横風防止テクニックもご紹介します。

 先ほども登場したジョイフルエーケー屯田店の新酒(しんさか)副店長に教えてもらいました!

 「カーテンの端っこをレースカーテン側のフックに引っかける。カーテンでL字型に囲うことで、すきま風を防げて、部屋の保温につながります」(ジョイフルエーケー屯田店 新酒英暁副店長)

 こうすることでカーテンの端が壁にしっかりとくっつくので、すき間がなくなり、それにより横風が入るのを防いでくれる、ということなんです。

 節電・防寒アイテムでお部屋の中を暖かくして快適に過ごしてみてはいかがでしょうか?

北海道文化放送
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