高市首相は、G20(主要20カ国・地域)首脳会議の開催国である南アフリカに到着し、会議に出席します。
最新情報について、現地からフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えします。
会場には、各国首脳が続々と集まり、高市首相もまもなく到着するとみられ、焦点となる中国の李強首相も姿を見せています。
まもなく始まるサミットはまず、経済成長をテーマにした会議が行われ、高市首相はロシアによるウクライナ侵攻などに触れて、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性を訴える見通しです。
一方、焦点は中国への対応です。
高市首相が出発前、戦略的互恵関係を推進する方針を改めて強調したことについて、官邸筋は「こうした立場を習近平国家主席に届くように発信しないといけない」と説明しています。
日本側としては、これ以上の関係悪化は望まないとのいわばサインをにじませた形で、さらに李強首相と接触する可能性を高めるため、高市首相の会場の滞在時間も調整しています。
ただ、官邸幹部は「直前まで状況を見極める」と話すほか、外交筋は「中国が接触を避ける可能性がある」とも指摘していて、駆け引きが続きます。