緊急銃猟でクマを駆除するなど、クマ対策の現場の最前線で活動するのが猟友会のみなさん。天童市で、連日対応に追われる猟友会の労をねぎらおうと、新そばが振る舞われた。
新そばを振る舞ったのは、天童市田麦野の天童高原を管理するNPO法人天童高原。
2025年は、天童市でもクマの出没が相次いでいる。
天童市の2024年1年間のクマの捕獲数は10頭だったが、2025年は11月21日現在で37頭と急増している。
市の要請によって連日対応に追われる猟友会のメンバーは、日夜、市民の安全のために奔走している。
こうした労をねぎらおうと開かれた新そばの振る舞い。
猟友会天童支部の会員13人と、市の関係者が旬の味覚を堪能した。
そば粉は天童高原で収穫された「でわかおり」。
鼻から抜ける香りが強いのが特徴。
(猟友会の人)
「感謝の気持ちを受けて味もひとしお。味わっておいしくいただいている。すごく香りがして歯ごたえも良くて最高」
「おいしいです。香りが本当のでわかおり。おかわりの3枚目は遠慮しようかな」
新そばの振る舞いは今回初めて企画され、猟友会のメンバーはひきたて・打ちたてのそばを堪能していた。
(NPO法人天童高原・緑三郎理事長)
「昨年の4倍のクマを捕まえたと、活躍しているんだなという思いがある。猟友会のみなさんにおいしく食べてもらえてよかった。今後とも頑張って活躍してもらいたい」
また、天童高原から猟友会に対し激励金が贈られ、今後、箱わな設置の講習会などに役立てるという。