皇室に献上される「会津みしらず柿」の箱詰め作業が行われた。
ずらりと並べられたみしらず柿、ひとつひとつ丁寧に磨かれている。「会津みしらず柿」の皇室への献上は、会津藩ゆかりの松平勢津子(まつだいらせつこ)さまが宮家に嫁がれたことをきっかけに約100年前から始まった。
色や形などを選別した315個の柿を丁寧に磨いてツヤを出し、箱に詰めた。10月の冷え込みで例年よりも色づきが早かったという今年の柿は、十分な甘みに仕上がっているということだ。
北御山生柿生産出荷組合の渡部政美組合長は「柿のねっとりとした口触りといいますか、そういうものを会津の風景を思い浮かべながら楽しんでいただけたらと思います」と話していた。
箱詰めされた「会津みしらず柿」は20日、天皇皇后両陛下と宮家に献上される。