柏崎刈羽原発の再稼働について近く判断を示すとしている新潟県の花角知事が11月18日、東京電力・福島第一原発を視察しました。

18日午前9時半前、福島県富岡町の廃炉資料館で東京電力の小早川智明社長が出迎えたのは…

【記者リポート】
「花角知事が乗る車が今、資料館へと到着しました。これから始まる原発の視察準備のため施設の中へと入っていきます」

福島第一原発の視察に訪れた花角知事。

【花角知事(11月12日)】
「最終的には柏崎の判断にも関わってくれるかも知れないが、何が起きたのか、それが今どうなっているのかは肌で確認したい」

柏崎刈羽原発の再稼働の是非について近く判断すると話す花角知事は12日の会見で、その視察の意義をこう語っていました。一方、18日は…

【花角知事】
「19日、定例の会見がありますよね」

【報道陣】
「定例会見でお話されるということ?」

報道陣の問いかけに明確には答えず、東京電力のバスに乗り込み、福島第一原発の視察へと向かいました。

2018年の就任以来、初めて福島第一原発を視察した花角知事。18日はこのほか周辺の帰還困難区域や復興の状況なども確認したということです。

福島第一原発事故により崩れた“原発の安全神話”。

事故の起きた現場、そして来年で事故から15年を迎える周辺地域の現状を見て花角知事は何を思うのか…。

様々な声を聞き、現場を見るなどして慎重に判断材料を集めてきた花角知事はまもなく再稼働についての判断を下すことになります。

NST新潟総合テレビ
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