奈良県御所市で障害者のグループホームを運営する一般社団法人の代表理事が、職員を金属バットで殴り肘を骨折する重傷を負わせたとして逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは奈良県御所市の障害者のためのグループホームを運営する一般社団法人の代表理事・松元茂樹容疑者(50)です。
松元容疑者はことし5月、職員の男性(22)を金属バットで複数回殴り、右ひじを骨折する重傷を負わせた疑いがもたれています。
男性が9月に母親と一緒に警察に相談し、警察が捜査を進めていました。
松元容疑者は調べに対して「金属バットでは殴っていない、ただ、5月頃に仕事でミスをした被害者に暴力を振るったのは事実」と供述しているということです。
男性は当初、松元容疑者からの報復を恐れて届け出なかったということで、警察は男性が日常的に暴力行為を受けていた疑いもあるとみて捜査しています。