落合健悟 記者:
容疑者のうちのひとりは被害者が住んでいたこちらの住宅に放火しようとしたということです
静岡県浜松市中央区篠原町の住宅街に建つ一軒家。
この家に住んでいた無職の男性(当時75)の遺体が10月28日、浜名区内で見つかりました。
8月12日頃に男性の遺体を遺棄した疑いで逮捕されたのは、息子の男(27)とフィリピン国籍で男の妻の女(29)、それに少年(17)など5人。
また、フィリピン国籍の工員の男(31)は男性の自宅に放火しようとした疑いで逮捕されました。
事件が発覚したのは3カ月前。
男性と連絡が取れず心配した親族から相談を受けた警察が自宅を訪ねると、室内の一部が焼けていました。
近くに住む人:
ここで血があったと聞いた。警察が入っていてなんだろうと思ったらそんな話。いなくなったと言っていた
近くに住む人:
朝会えばおはようございます、こんにちは(と言う程度)。悪い人ではなかった。背の高いおじさんだった
男性は2025年4月と7月に「身に覚えのない金の引き出しがある」と浜松西署に相談していました。
その後、警察から息子が関与した可能性を伝えられると「家族で一度話す」と告げて帰宅し、連絡が取れなくなっていました。
警察は9月に男性の息子の男を男性のキャッシュカードを不正に入手しATMで約75万円を引き出した窃盗の疑いで逮捕していて、関連を慎重に調べています。
また、6人が男性が死亡した経緯についても何らかの事情を知っているとみて捜査しています。