アメリカ市場の株安を受け、日経平均株価は1600円以上と大幅に値を下げました。

こうした中、高市首相と日銀の植田総裁が初めての会談に臨んでいます。

平均株価は4万9000円を割り込み、下げ幅は1600円を超えました。

東京株式市場は、アメリカ市場で12月の利下げが見送られるとの見方から株価が下落した流れを受け、売り注文が広がりました。

一方、円相場では、高市政権の経済対策が大規模になるとの観測が財政悪化への懸念につながる中、円売りが進み、1ドル=155円台前半で取引されているほか、1ユーロに対して初めて180円台をつけ、輸入食品などの値上がりを心配する声もあがっています。

長期金利は、代表的な指標となっている10年物国債の利回りが一時1.755%と、17年半ぶりの高い水準をつけ、住宅ローン金利の上昇につながる可能性が出ています。

18日午後、日銀の植田総裁は首相官邸を訪れ、高市首相との初めての会談に臨んでいますが、日銀が追加利上げのタイミングを探る中、利上げに慎重な立場を示してきた高市首相と、どのような意見交換がされているかが焦点です。

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