11月18日、新潟県で今年初めてとなる毒きのこによる食中毒が発生しました。90代の男性が入院しています。

南魚沼保健所によりますと、11月9日、南魚沼市に住む90代男性が食用きのこだと思い込んでドクササコを自宅に持ち帰り、11月10日から12日にかけ、家族4人でけんちん汁や味噌汁にして食べたところ、17日までに食べた全員に手足の指の痛みなどの症状が出たということです。

4人のうち、一度だけ食べた60代女性と80代女性の症状は軽く、3日間にわたり食べた60代男性と90代男性に痛みが強く出て、90代の男性が入院しています。

県によりますとドクササコは、カヤタケやナラタケなどと間違えて食べることで食中毒になることが多く、食後6時間から1週間経過してから、手足の先が赤く腫れ激痛が伴い、症状が1カ月以上続く場合があるということです。

県内で毒きのこによる食中毒の発生は今年初めてで、県は18日、“毒きのこ食中毒発生注意報”を発令。食用と正確に判断できないきのこは採ったり食べたり人にあげたりしないよう呼びかけています。

NST新潟総合テレビ
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