岩手県教育委員会は11月17日、今後の再編計画の修正案を公表しました。
県内の水産系学科などが集約される宮古水産については、校舎の整備が遅れることから集約の時期が2年延期となります。
県教委 西川信明高校改革課長
「生徒にとってより良い教育環境を整備するという視点を重視し検討を重ね、当初案から一部見直しを行い修正案とした」
県教委は17日、2026年度からの10年間を対象とする県立高校再編計画の修正案を公表しました。
それによりますと、宮古水産については校舎の老朽化が進んでいるため、当初案では2027年度に宮古商工と一体型の校舎を整備するとしていましたが、工事の入札不調で完成の時期が1年遅れることになりました。
これに伴い、2028年度に予定していた久慈翔北の水産系学科や、大船渡東の調理師養成施設の宮古水産への集約が、2年後の2030年度に延期となります。
このほか、志願者数が減少している大東の情報ビジネス科は、今後の動向を慎重に見極めるため募集停止の時期を2027年度から2年後の2029年度に延期する方針です。
県教委では今後、修正案を踏まえた地域住民との意見交換やパブリックコメントを実施した上で、2026年2月に最終案をまとめる予定です。