2025年2月に発生した岩手県大船渡市の山林火災を受けて、土石流対策として設置された大型の土のうが11月の豪雨の際、効果を発揮したことが17日に開かれた県の復旧・復興推進本部会で報告されました。
県では、森林が焼けたことで土石流が懸念されるエリア29カ所に、応急対策として大型土のうを設置していました。
11月1日未明、大船渡市では2時間で93mmの豪雨に見舞われ、29カ所のうち15カ所で小規模な土石流が発生しましたが、いずれも土砂をせき止め、被害はなかったということです。
また、火災で焼けた被害木について強度試験を行ったところ、被災していない木材と遜色ない強度であることが分かり、県内外のイベントでアピールしたことも報告されました。
達増知事
「被害の大きさと被害木が使えるという事が、セットで情報として全国にも広がるようにして、被害木活用がどんどん進むようにやっていきましょう」
達増知事は被害木の活用推進を呼びかけました。