春の高校バレー岡山県大会の決勝戦が11月16日に笠岡市で行われ、2025年1月の全国大会に出場する代表校が決まりました。
男子の決勝は2024年フルセットの激闘を演じた岡山東商業と金光学園の対戦。東商は、夏の県総体をひざのケガで欠場し、この大会で復帰したキャプテンの難波暖大がチームを牽引します。
アンダートスからの難しいボールをしっかりと打ち切るなど、難波が序盤から得点を重ね、東商が2セットを連取します。後がなくなった県大会王者の金光学園、2年生エース永廣拓斗を中心とした攻撃で東商を追い上げます。
第3セットはデュースにもつれ込む中、東商はキャプテンの難波にボールを託します。リベンジを果たした岡山東商業。3年ぶり35回目の全国への切符を手にしました。
(岡山東商業3年 難波暖大主将)
「最後は自分のプレーで貢献しようと思い 今年は特に頑張ってきた。1回戦を突破して2回戦へと進めるように、あと2カ月ほど頑張って 春高に臨んでいきたい。」
一方、女子の決勝では5回の春高全国優勝を誇る就実に玉野光南が挑みました。玉野光南のエースは3年生の妹尾舞陽日。国スポで就実の選手と共に日本一を経験した妹尾は「打倒・就実」に燃えていました。レフトからの豪快なスパイクで絶対女王を脅かします。
しかし、高いブロックからの守備で就実が主導権を握ると、就実のミドルブロッカー石田恵が強烈なスパイクを叩き込み、徐々に点差が広がります。試合は全国トップクラスの実力を見せつけた就実がストレートで玉野光南を破り12年連続49回目の全国大会進出を決めました。
(就実3年 石田恵選手)
「去年までは先輩たちが打ってくれていたが 今年は自分たちがチームを勝たせると、強い気持ちで打っていけて良かった。春高バレーでは就実の粘りのバレーをして 日本一を取りたい。」
春の高校バレー全国大会は2026年1月5日から東京で行われます。