今シーズン最強の寒気が迫っている影響で、北日本を中心に荒れた天気となりました。

日本有数の豪雪地帯、青森県の酸ヶ湯温泉は一面銀世界に。
車は雪で覆われ、視界も悪くなっていました。

17日の最低気温はマイナス2.3度と氷点下となり、積雪は28cmに達した酸ヶ湯。
風の影響でしょうか、積もった雪は屋根から落下していました。

大阪からの観光客は「私が来たのが12時ぐらい。(雪)こんなんじゃなかったです。(Q.お昼から1時間でこんなに積もった?)積もりました。どうしましょう。(Q.短時間でこれだけ雪降る)すごいと思います。でもそれが体験できて楽しいです」と話しました。

18日にかけて日本海側の平野部でも雪が降る範囲が広がる見込みです。

そうした中、山形市のカー用品専門店では、18日の雪に備え、冬用タイヤへの交換の予約が殺到し大忙し。
急ピッチで作業が進められていました。

オープンから1時間がたった午前11時過ぎ、待ち時間は385分、作業開始目安時間は午後5時34分と表示されていました。

オートバックス山形北・長﨑俊幸店長:
週末かなり混み合いましたので、どんどんそれが今増えていく一方だと思います。気温によって橋の上ですとか、いろんな凍る場所って出てきますので、早め早めの交換をおすすめしております。

雪への備えは福井県のホームセンターでも。
18日からの寒波を前に、ショベルなどの除雪用品の売り上げは2024年の1.5倍ほどだといいます。

訪れた男性は「スコップを出したり、家の中であれば羽毛布団を出したりしました」と話しました。

17日、断続的に雪が降り続き、時折吹雪のような強い風が吹いた青森県の酸ヶ湯温泉では、雪の影響とみられる車の事故も発生しました。

国道103号線では、スリップにより動けなくなった車がレッカー移動されていました。
タイヤは冬用のタイヤではないようでした。

事故に遭った観光客は当時の状況について、「下り坂で雪が降っている状態でスリップしてガードレールに接触した。20km/hくらいで走ってたんですけど」と話しました。

このあと日本海側では雪が強まり、18日にかけて、北海道では最大瞬間風速30メートルと台風並みの暴風も予想されていて、ホワイトアウトにも警戒が必要です。

北日本が寒気に覆われる一方、17日の東京都心の日中の最高気温は10月中旬並みの22.4度。
16日以上に暖かく、ポカポカ陽気となりました。

過ごしやすい気温の中、イチョウのアーチが黄色く色づいた神宮外苑には多くの人が訪れていました。

訪れた人は「今は暑いですね。(Q.上着を着ると汗かく?)汗かきますね」「(上着を脱いで)涼しい」と話していました。
一方で、「朝と夕方はちょっと寒いけど、昼間は暖かくなってます。調節が難しいです」と朝と昼の寒暖差に困惑する声もありました。

関東各地では強風注意報が発表され、夕方にかけ時折強い風が吹くことも。
上空には全国的に強い寒気が流れ込むため、17日夜にかけて北風が強まり、だんだんと冷たい空気に変わる予想です。

関東では18日から寒さが本格的に強まり、19日は東京でも最低気温が6度と師走並みの厳しい冷え込みとなりそうです。