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シロカのヒーター機能付きブレンダー「おうちシェフ BLENDER」は、パワフルな粉砕力で、野菜の皮や葉まで余すことなく使った熱々のスープや、乾燥大豆と水だけで作る「まるごと豆乳」、冷凍フルーツを使ったフローズンスムージーなど、素材の栄養をまるごと摂取できる多彩なメニューを手軽に作ることができるブレンダーです。具材を入れるだけの手軽さで、スープやスムージーを毎日の食事に無理なく取り入れて、不足しがちな栄養素を手軽に摂取できます。


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2024年11月2日の発売以降、調理とお手入れの手軽さや多機能さ、仕上がりのなめらかさが高く評価され、雑誌の家電企画で複数の賞を受賞するなど大きな反響をいただいている本製品。あたたかいスープを一台で作ることができる点や、野菜を手軽に摂取できる点に好評をいただき、年内で約5万台の出荷を見込んでいます。


発売に至るまで、構想期間を含めて約3年の期間を要した「おうちシェフ BLENDER」。

その裏にはどのような物語があったのか、開発の舞台裏をお届けします。


「手軽に栄養たっぷりのおいしいものを作る」ための家電。


現代の多様なライフスタイルにフィットする製品として、幅広い世代の方々にお使いいただくことを目指して開発された「おうちシェフ BLENDER」。


中でも、時間を有効活用したいというニーズが高い共働きの子育て世帯や、健康志向の高いアクティブシニア層を主なターゲットとして、「時短・手軽さ・健康をすべてかなえられる製品」=『野菜をまるごと使ったあたたかいスープを、1台で手間なく作れる製品を作りたい』というところから開発がスタートしました。


【写真】左:レシピ担当 山本雪子 / 右:企画担当 三幣由美


ただ「作れる」だけじゃない、「作り続けたくなる」製品に。


開発の初期段階では、本体にヒーターを内蔵した、ポットとヒーター一体型の構造で検討を進めていました。ヒーターによる加熱と攪拌を同時に行うことで、“あたたかいスープを作る”という点は何とかクリアしたものの、ここで別の問題が浮上。毎日試作機で調理検証を行っていた企画担当・三幣から、「日々使い」に対しての疑問があがって来たのです。


「最初に検討していた一体型の構造では、ヒーターを内蔵している分、本体がかなり重かったんです。1日10回以上スープやスムージーを作っては洗う、という検証を繰り返していたのですが、できあがったものをカップに注ぐ際や本体を洗う際に片手で持ち上げるのが本当に大変で……ちょっとしたダンベルのようで、筋肉痛になりそうなほど。ある意味、健康には近づけたのかもしれませんが(笑)自分で毎日使ってみて、『この重さでは、使うたびにお客さまの負担になってしまう。これでは毎日使っていただけない!』とハッとしました。せっかく手に取っていただく以上、数回使ったら棚の奥にしまわれてしまうような製品ではなく、”日々使い“できる道具として毎日使っていただける製品を目指したい。そう思ったときに、ストレスなく使っていただくための本体の軽量化はマストと考え、一体型の構造を大きく見直すことにしました」(三幣)


【写真】開発初期の一体型サンプル


重さを軽減させるための方法として、調理を行うポット部分を、本体から取り外せる仕様(=分離式)にする、という方向で構造を再検討することに。分離式にするために特に時間をかけて検証を重ねたのが、「電気系統をどのように仕込むのか」という点でした。


「初めは、ヒーターやモーターといった電気系統をすべて本体側に入れて、ポット部分のみを分離できるようにすれば、ポットは水に浸けて丸洗いができて、さらに使い勝手が向上するのでは?と思っていました。ただ、ヒーターを本体側に入れようとすると、ポット側への熱伝導がうまくいかないことが分かって。そもそもこの製品で目指していた、あたたかいスープを”手間なく“作る、という点を考えると、30分以内にはあたたかいスープができあがるようにしたかったんです。その点で、ヒーターはポット側の底面に付ける構造にすることで、熱伝導の問題もクリアし、30分で90度以上まで加熱した熱々のスープを仕上げられるようになりました」(三幣)


【写真】分離式

※底面にヒーターを積んだポット(上部)と、操作部を設けた本体(下部)が分離できる構造に。


ポットの底面にヒーターを搭載したことで、水に浸けて丸洗いすることはできない構造となったものの、”日々使い”のための重要な要素である「お手洗いのしやすさ」にも妥協はしたくないと、洗い物の手間を減らすための「自動洗浄機能」を搭載することに。


自動洗浄機能には、調理後にポットに水を入れ、12秒間攪拌を繰り返す《洗浄・ふつう》と、水を約75℃まで加熱して6分30秒攪拌する《洗浄・もっと》の2つのコースを用意。汚れが少ないときには《ふつう》、油分の多い食材を使った後や粘度の高いメニューの調理後など、よりしっかりと洗浄したいときには《もっと》と、汚れの程度に応じて2種の洗浄コースを使い分けることができます。


この自動洗浄機能を使って予洗いを行っていただくことで、ある程度の汚れを落とすことができるため、洗い物の負担をぐっと減らせるようになりました。



また、分離式を採用するにあたってもう一点こだわったのが、「安全面」。

ポットがきちんとセットされていない状態や、ポットの蓋が完全に閉まっていない状態では調理がスタートできないよう、磁石を利用して検知する「安全スイッチ」を付ける構造を採用しました。


これらの工夫により、本体の重さやお手入れのしやすさといった使い勝手の良さを担保しつつ、”あたたかいスープを1台で手間なく作る”という目標を達成。発売に向けて大きく前進しました。


おいしさと栄養を両立させた、管理栄養士監修のレシピ


日常的に製品を使い続けていただくためには、繰り返し作っても飽きのこない「おいしさ」や、食べたいと思ったときにサッと作れる「作りやすさ」も大切。製品側の工夫だけではなく、レシピのひとつひとつにもこだわって開発を進めていきました。レシピは、「体にいいもの」をテーマに、全67レシピを自社で開発しています。



レシピ開発を担当した管理栄養士の山本は、

「お客さまにいつでも必ずおいしいものを作っていただけるよう、“いかに失敗しないか”、“いかに安定したおいしさで作れるか”という点にこだわって何度も試作を重ねました。身近に手に入れやすい食材を使うことなど、作りたいと思ったときに手軽に楽しんでいただけることも意識しました」

と語ります。


温かいスープや冷たいスムージーだけでなく、おかゆ、甘酒、ヨーグルト、薬膳、麹など、幅広いメニューに対応。特に健康志向の高まりによって注目度が上昇している「豆乳」は、乾燥大豆と水をそのまま入れるだけで、30分でできあがり、栄養豊富なおからも一緒に飲める「まるごと豆乳」と、おからを絞ってさらっとした豆乳に仕上げ、お料理にも使いやすい「すっきり豆乳」の2パターンのレシピを用意することで、もともと豆乳メーカーを検討されていた方からも注目いただける製品となりました。



食材をまるごと使うスープやスムージーは特に、素材そのものの味が仕上がりにも大きく影響しがち。旬の時季の一番おいしい食材を楽しんでいただくために、レシピブックは季節ごとにおいしい食材や入手しやすい食材を意識しながら、“春夏秋冬”に合わせた構成に仕上げています。
















▲ 今日の「食べたい」が見つかる、付属のオリジナルレシピブック



下ごしらえの負担をできるだけ減らして気軽に使っていただくために、大きめに切ったざく切りの生野菜や、冷凍庫から出したばかりの冷凍野菜・冷凍フルーツなどもそのまま調理できるよう、独自形状の8枚刃の採用とモーターのパワー調整を行い、パワフルな粉砕力を実現。


「刃は、調理の検証を何度も重ねて、様々なサイズ・形状のものを試しました。冷凍野菜や冷凍フルーツを、解凍することなく冷凍庫から出してすぐに使えるようにしたかったので、刃の強度や粉砕力のパワフルさを追求しました」(三幣)


【写真】左:開発初期段階の刃 / 右:完成した製品の刃

誰もが”おいしいものを簡単に食べられる”製品を目指して。


「おうちシェフ BLENDER」は、幅広い世代の方にお使いいただくことを目指して開発されましたが、その裏に、実はもう一つ目指していた姿がありました。それは、「嚥下が難しくなってきた方や、体調を崩されている方でも、おいしいものを簡単に食べられるような製品にすること」。介護に苦労した経験を持つ社員の強い想いもあり、介護食作りの負担を軽減できる製品にしたい、という点も大きく反映されています。


シロカ公式Webサイトのレシピページでは、そんな「介護食作りの負担軽減」を実現するべく、「やわらか食」のレシピも公開しました。細かく刻んだり、裏ごしをしたりといった手のかかる作業が多い介護食を、おうちシェフ BLENDERを使うことで手軽に作っていただくことができます。また、家族みんなで同じメニューを楽しんでいただけるよう、ネーミングの工夫やアレンジのご提案も行っています。


《濃厚かぼちゃポタージュ》


濃厚な味わいに仕上げたかぼちゃポタージュ。

牛乳などを加えて濃度ととろみ具合を調整していただくことで、ご家族も同じメニューをお楽しみいただけます。



《ブロッコリーと豆腐のディップソース》


ペースト食としてそのままでも、

ディップソースとして野菜などに付けても。

ご家族みなさまでおいしく楽しめる一品です。




▼ その他の「やわらか食」レシピはこちらから

https://www.siroca.co.jp/news/250806/



さらに2025年10月には、「介護・福祉EXPO」に出展。

介護の課題を解決するアイテムとして、「おうちシェフ BLENDER」をご紹介しました。


【写真】シロカブースの様子


高齢化が進む現代において、今後誰もが経験する可能性のある「介護」に目を向けることは必要不可欠であるとシロカは考えます。


「おうちシェフ BLENDER」に限らず、その他の家電製品においても、介護に役立つ機能や世代を問わずお使いいただける使い勝手の良さにこだわり、ライフステージが変化しても使い続けられる製品を目指して、今後もものづくりを行ってまいります。




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