江戸時代から続く奈良の伝統行事「鹿の角きり」が春日大社で行われています。
勢いよく駆け回るりっぱな角をはやしたオスのシカを、法被姿の勢子(せこ)と呼ばれる人たちが赤い旗で追い込み、角にロープをかけて取り押さえます。
江戸時代から続く「鹿の角きり」は、発情期を迎えて気が荒くなったオスのシカが、角で人にケガをさせたり、シカ同士で傷つけ合うことを防ぐために始まったとされています。
春日大社ではシカは神様からの使いとされていて、角が切り落とされる瞬間をひと目みようと多くの見物客が訪れました。
【見物客】「はじめて来たんですけどすごい迫力で楽しかったです」
「鹿の角きり」は9日も開催予定でしたが、雨が予想されるため、中止するということです。